LOVE'S PHILOSOPHY 【お子様編】

     ロイ・マスタングの野望
           〜ぼくらの七日間戦争〜

         第6話  嵐の誕生日

 

 

         「「パパ!ママ!!」」
         玄関の呼び鈴を鳴らした途端、小さな天使が2人、
         ロイとエドに向かって駆け出してきた。
         「フェリシア。レオン。ごめん。ごめんね・・・・。」
         泣きながらしがみ付いてくる我が子に、エドは、泣きながら
         ギュッと抱きしめると、何度も謝罪する。
         「さぁ、ここは冷える。中に入ろう。」
         優しく促すロイに、エドはコクンと頷くと、フェリシアとレオンの
         手を取って、家の中へと入る。
         「エドワードちゃん!!」
         数歩も行かないうちに、今度は、ソフィアの抱擁に合い、
         エドは、泣きながらソフィアに抱きつく。
         「お義母さん・・・・。ごめんなさい・・・・・。」
         シュンとなるエドに、ソフィアは、何度も頭を払う。
         「いいえ!事情は聞いたわ!!エドワードちゃんがショックを
         受けるの無理ないもの!!でも、安心して!諸悪の根源は、
         きっちり制裁を加えておいたから!!」
         などと、物騒な事を言い出すソフィアに、エドの顔色が悪くなる。
         「えっ!せ・・・制裁って・・・・・。そんな・・・・・。」
         ただ、少しショックを受けただけで、別にあの少尉をどうこうする
         つもりなど、更々なかったエドは、表情を曇らせる。そんなエドの
         様子に、ソフィアは内心、しまったと思ったが、そこは年の功。
         おまけにロイ・マスタングの実母でもある彼女は、内心の動揺を
         隠すと、にっこりと微笑みながら、エドの手を握る。
         「制裁と言っても、ただ厳重注意しただけよ?そんなに心配しないで?」
         実際は、ホークアイと共にボコボコの再起不能にしたのだが、そんな事を、
         エドに言えるわけもなく、ただ笑って誤魔化した。どうせ、昨日付けで
         軍を叩きだしたのだ。もう、逢う事はないだろうとの判断である。
         「あの少尉に、悪い事したな・・・・・。」
         ポツリと呟くエドに、ロイの顔がピクリと引き攣る。
         「エディ・・・・。優しいところは、君の美点だ。だが、過ぎたる思いやりは、
         返って、相手に対して残酷だよ?」
         「残酷?」
         首を傾げるエドに、ロイは大きく頷くと、ソフィアからエドを奪い取ると、
         優しく抱きしめた。
         「ああ。君は私の妻で、この子達の母親だ。グリーンウッド少尉の想いに
         応えられないのだから、あまり優しくしては、君を諦めきれずに、
         返ってグリーンウッド少尉には可哀想ではないのかね?」
         ここは、心を鬼にして、キッパリと冷たくしなさいと言うロイに、困惑気味に
         俯くと、心配そうな瞳でじっと自分を見つめるフェリシアとレオンに気づき、
         エドは優しく2人に微笑んだ。
         「うん。ごめん。この件はもう引き摺らないよ!!」
         「判ってくれて嬉しいよ!エディ!!」
         ますますきつく抱きしめようとするロイだったが、その前に、後頭部に当たる
         硬く冷たい感覚に、一気に血が下まで下がる。
         「・・・・・・ホークアイ中佐・・・・。何のマネかね?」
         「失礼。何度も声をお掛けしましたが、お気づきになられなかったので。」
         いつの間にいたのか、珍しくスーツ姿のホークアイに、ロイは不審そうな
         顔をする。
         「何故君がここに?」
         「エドワードちゃんのお見舞いに。」
         当然でしょうとニッコリと微笑むホークアイに、エドは、済まなそうに頭を
         下げる。
         「ごめん!心配をかけて!!」
         「いいのよ。全部あの男が悪いのだから・・・。それよりも、例の・・・・。」
         ホークアイの言葉に、ハッと顔を上げると、エドはチラリとソフィアを見る。
         エドの視線に、意味深に微笑みながら頷くソフィアに、疎外感を感じた
         ロイは、エドの顔を覗き込む。
         「エディ?」
         不安そうなロイに、エドはニッコリと微笑むと、しゃがんで子供達に目線を
         合わせると、二人の頭を優しく撫でる。
         「心配かけてごめんな。お詫びに、今日はパパを独占していいぞ!」
         「わーい!!」
         「やったー!パパ!!早く!!」
         最愛の子供達に両手を引っ張られ、訳が判らずに、ロイはエドを見る。
         「エディ?」
         エドは、にっこりと微笑むと、爪先立ちしてロイの頬に軽く口付けた。
         「昨日、ロイ1人で留守番させちゃっただろ?子供達がすごく気にしちゃってさ。
         だから、今日はパパと遊ぶんだって、昨日買い物の帰りに、2人と
         約束したんだ。」
         「ああ・・・。しかし・・・・。」
         納得がいかないロイに、ソフィアとホークアイが追い討ちをかける。
         「ほら!2人が待っているでしょう?さっさと行く!!」
         「中将がお2人と遊びたくないとおっしゃるのならば、私が2人を独占
         しますが、宜しいでしょうか?」
         ホークアイの言葉に、ロイは反射的にフェリシアとレオンを抱き抱える。
         「冗談じゃない!!絶対にこの子達は離さん!!」
         「じゃあ、いってらっしゃい!ロイ♪フェリシア、レオンも、あんまり
         パパを困らせるなよ?」
         エドは、フェリシアとレオンの頬に口付けると、ロイの背中を押して、
         外へ出す。
         「エ・・・エディ!?」
         「パパ?どうしたの?」
         「早く行こうよ!!」
         唖然となるロイに、子供達がニコニコしながら促す。
         「ん?ああ・・・そうだな・・・・。」
         エドに心を残しつつも、ロイは久々に子供達を独占できるとあって、
         漸く歩き出した。
        



         「うん!行ったみたい。」
         少し扉を開けて、外の様子を伺っていたエドは、ホッとしながら
         ソフィアとホークアイに振り返って、Vサインを出す。
         「さっ!早く準備を終わらせましょう!」
         ソフィアは、上機嫌でキッチンへと歩き出す。
         「ごめんな。ホークアイ中佐。手伝いを頼んじゃって・・・。」
         ホークアイに、ペコリと頭を下げるエドに、ホークアイはにっこりと
         微笑んだ。
         「気にしないで。エドワードちゃんと料理が作れて、すごく嬉しいのよ。」
         エドの背中に手を回しながら、ホークアイはキッチンへと歩き出した。







         「楽しいかい?フェリシア。レオン?」
         ニコニコと上機嫌な子供達に、ロイは笑いかける。
         「「うん!!」」
         レオンを右腕で抱っこして、左手でフェリシアの手を引きながら、
         ロイは大時計の12時の鐘に気づき、そろそろ帰ろうかと、
         家に向かって歩き出す。
         「もう、お昼だね。さあ、ママが待っているから、お家に帰ろう。」
         そう言うロイに、フェリシアが慌てて歩きを止める。
         「駄目なの!!」
         「フェリシア?」
         普段、滅多に我侭を言わないフェリシアが、瞳に涙を溜めて、ロイに
         懇願する様子に、ロイは唖然となる。
         「まだ帰っちゃ駄目!!」
         すると、レオンも負けじと叫びだす様子に、ロイは片膝をついて
         フェリシアと目線を合わせると、微笑みながら言った。
         「どうして帰っては駄目なんだい?お腹が空かないのかな?」
         ロイの言葉に、フェリシアとレオンが困惑気味に顔を見合す。
         「だって、駄目なんだもん。まだ時計の鐘がみっつ鳴ってないもん・・・。」
         シュンと項垂れるフェリシアに、レオンも一緒になって項垂れる。
         「鐘が三つって・・・・・。何で鐘が三つ鳴らないと帰れないのかな?」
         努めて優しく問いかけるロイに、フェリシアとレオンは、ますます項垂れる。
         その様子に、ロイは慌ててフェリシアとレオンを抱きしめる。
         「すまない。パパはお前たちを怒っている訳じゃないんだよ?」
         焦るロイに、フェリシアは、恐る恐る顔を上げると、内緒なの。誰にも
         言わない?と潤んだ瞳で見上げた。
         「ああ。誰にも言わないよ。パパに教えて?」
         ロイの言葉に、フェリシアは、レオンと頷き合うと、ロイの耳に手を添えて、
         内緒話をするように、小声で話しだす。
         「あのね。今日は、パパのお祝いなの。だから、準備が出来るまで、帰っちゃ
         メッなの。」
         フェリシアの言葉に、ロイは首を傾げる。自分のお祝い?何の事かと
         考えを巡らして、ふと今日が自分の誕生日である事に気づいた。
         「本当は、パパに話したらメッだったの・・・・・・。」
         しゅんとなるフェリシアに、ロイは慌てて抱きしめる。
         「大丈夫だよ。パパが無理矢理聞いたから、フェリシア達は何も悪く
         ないんだ。」
         「でも・・・・パパを驚かせたかったの・・・。」
         「でも、パパは、後で驚くよりも早く嬉しい方がいいな。」
         ロイの言葉に、フェリシアとレオンはキョトンとなる。
         「嬉しい?」
         レオンの言葉に、ロイは大きく頷いた。
         「そうだよ。みんなが私の誕生日を祝ってくれる事を知って、すごく
         嬉しいんだよ。それは、驚くよりも、ずっとずっと素晴らしい事なんだ。
         ありがとう。フェリシア。レオン。」
         そう言って、ロイは2人の頬にキスを贈る。
         「嬉しいって。良かったね。レオン!」
         「うん!!」
         ニコニコと笑うフェリシアとレオンに、そこで、漸く2人の機嫌が直った事に
         安堵すると、ロイは、2人を抱き上げて歩き出す。
         「じゃあ、パパとお昼を食べよう。」
         「うん!私ハンバーグ!!」
         「ボクも!!」
         ニコニコと微笑む我が子に、ロイは幸せを感じ、小さく笑った。





         お昼を食べた後、三人は遊園地へとやってきた。
         「パパ〜!次はアレ〜!!」
         はしゃぐレオンに、ロイは頷きかけて、ふと、フェリシアの様子が
         おかしい事に気づいた。
         「フェリシア?どうかしたのかい?」
         その言葉に、ビクリと身体を揺らすと、フェリシアは、大きな瞳に
         涙を溜めながら、ブンブンと首を横に振った。
         「なんでもないもん!!」
         その様子が、エドの無理している時の様子に、あまりにも酷似しているため、
         ロイはフェリシアの顔を覗き込む。
         「フェリシア?パパに内緒なのかい?」
         「大丈夫だもん!何でもないもん!!」
         フルフルと首を振り続けるフェリシアに、ロイは心底困ってしまった。
         一体、何がフェリシアの機嫌を損ねてしまったのかと、考えながら、前方を
         見ると、レオンが行きたいというアトラクションの中から、小さな女の子が
         両親に連れられて、泣きながら出てきた。
         「怖いの嫌〜!!」
         エグエグと泣く女の子に、父親が懸命にあやしていた。
         「ごめん!悪かった!!」
         「だから、お化け屋敷は止めようって言ったのに・・・・。」
         ペコペコ謝る父親に、女の子を抱いた母親がクスクス笑う。
         その様子に、ロイは漸くフェリシアの様子がおかしい理由を知った。
         ”そう言えば、この子はお化けが苦手だった。”
         だが、レオンを見ると、入る気満々で、嬉しそうに、ロイの手を引いている。
         反対に、フェリシアは、ロイの足にしがみ付いたまま、動こうともしない。
         「・・・・・そう言えば、そろそろ鐘が三つなる頃だな。」
         ポツリと呟くロイに、レオンは詰まらなそうに顔を顰め、逆にフェリシアは
         嬉しそうに顔を上げた。
         「一杯遊んで疲れただろう?ジュースを飲んでから帰ろう。ママが
         首を長くして待っているからね。」
         ロイの言葉に、レオンは渋々頷く横で、フェリシアが嬉しそうに頷く。
         「またここに来よう。今度はママも一緒だよ。」
         優しくレオンの頭を撫でると、漸く機嫌が直ったレオンが大きく頷いた。
         「では、ジュースを買ってくるから、ここで待っているんだよ?絶対に
         ここを離れないとパパと約束しておくれ。」
         「「ハーイ!!」」
         ベンチに座ったフェリシアとレオンが両手を上げて返事をする。
         ロイは何度もベンチを振り返りながら、走ってジュースを買いに
         行った。


         「あの・・・・・。すみません。マスタング中将様。」
         ロイが子供達の為にジュースを購入するために並びながら、じっと
         ベンチに座っている子供達を見守っていると、後ろから声を掛けられ、
         ロイは振り向いた。
         長く少しウェーブかかった黒髪を、一つに束ねて、媚びた笑みを浮かべる
         女性に、ロイは冷ややかな眼で見返す。
         「何か?」
         ロイの冷ややかな態度にも、女性は全く気にならないのか、ロイの腕に
         身体を押し付けるように、密着してくる。そんな女性に、ロイは嫌悪も露な
         顔で失礼にならない程度に、やんわりと女性の腕を振り払う。
         そこで漸くロイの態度にムッとしたのか、女性は再びロイの腕を取ろうとするが、
         ロイは女性を無視すると、丁度回ってきた順番に、これ幸いと素早くジュースを
         買うと、女性に一瞥もせずに、足早に子供達の元へと去っていく。
         「諦めないわよ!!絶対に!!」
         その後姿を、女性は燃えるような瞳で睨みつけていた。
         「・・・お母さん・・・・。」
         そんな女性の後ろから、5歳くらいの黒髪に黒目の男の子が、不安そうな顔で
         母親を見上げていた。
         「リオ、あの人があなたのお父さんなのよ。あなたは、マスタング中将の息子。
         だから、もっと堂々としていなさい!」
         ヒステリックな声を出す母親に、リオは「はい。」と消え入りそうな声で
         呟くと、悲しそうに下を向いた。
         




         「良い子で待っていたかい?」
         蕩けるような笑みを浮かべるロイに、フェリシアとレオンが顔を輝かせて
         ベンチから降りてロイに纏わり付く。
         そんな2人に、ロイは苦笑すると、2人を再びベンチに座らせると、
         ジュースを手渡す。美味しそうにジューズを飲む子供達を見つめながら、
         先程の女性の事を思い出していた。
         ”どこかで逢ったような・・・・・。”
         「パパ?どうしたの?」
         思い出そうとして、眉間に皺を寄せたロイに、フェリシアが心配そうな顔で
         覗きこむ。
         「パパも飲む?」
         レオンも心配して自分が飲んでいたジュースをロイに差し出そうとする。
         「ああ。すまない。ちょっと考え事をしていたんだよ。心配しなくても
         大丈夫だ。さぁ、家に帰ろう。みんなが待っているよ。」
         ロイはフェリシアとレオンを抱き上げると、エドの待っている家へと
         足取りも軽く歩き出した。








         「お誕生日おめでとー!!」
         ロイが玄関を開けた途端、クラッカーの洗礼を受けて、驚きに眼を瞠る。
         そんなロイに、エドはクスクス笑いながら、子供達を受け取る。
         「さっ、入って。みんな待っているから。」
         エドに促されてリビングに足を踏み入れると、そこはパーティ会場に
         なっていて、お酒が入り、既に何人か上機嫌で騒いでいる。
         「あら、主役が登場ね。」
         テーブルに出来たての料理を置くと、ソフィアが振り返った。
         「よ!ロイ!オメデトウ。幾つになったんだって?」
         ゲラゲラと笑うながら、ロイの首に腕を絡ませるのは、ヒューズだった。
         その隣では、エリシアとグレイシアが苦笑していた。
         「あっ!中将!今日はおめでとうございます!」
         ブラックハヤテ号と遊んでいたフュリーがロイに気づき、慌てて挨拶をする。
         その横では、ファルマンが、ロバートと何やら薀蓄話に花を咲かせていたところ、
         入ってきたロイに気づき、慌ててファルマンが敬礼する横で、ロバートが
         穏やかな笑みを浮かべてロイを見ていた。
         ブラックハヤテ号からなるべく距離を置こうとしていたブレタが、アームストロング
         に捕まった所で、ロイに気づき、涙ながらに助けを求めていると、アームストログが
         ロイに敬礼する。ホークアイが料理を小皿に取り分けている側では、ハボックが
         フェリシアとレオンの相手をしていた。
         「ロイ?何惚けているんだ?」
         ボンヤリと部屋を見回すロイに気づき、エドは首を傾げる。
         「いや・・・何。幸せだなと思ってね。」
         ロイは幸せそうに微笑むと、エドをきつく抱きしめる。
         「素晴らしい誕生日パーティだ。ありがとうエディ。」
         ここ1ヶ月ばかりエドの様子がそわそわしていると思ったら、この日の為に
         色々と計画をしていたのだろう。一週間有休を取らせた事も、ソフィア達を
         呼び寄せた事も、全てエドの計画だったのだ。
         ロイは自分の為に影で色々と奔走していたエドに、更なる愛おしさを感じ、
         エドにキスをしようとしたところ、絶妙のタイムングで、ソフィアの邪魔が入る。
         「ほら!ぼやっとしていないで、さっさとローソクの火を消して頂戴!!」
         気がつくと、部屋の中央に大きなバースデイケーキが置かれ、その回りを
         皆が取り囲んでいた。
         「35歳、おめでとう。ロイ。さっ、願い事をしてから火を消して?」
         エドに手を引かれて、ロイはゆっくりとケーキの前までくると、そっと眼を閉じる。
         自分は本当に幸せだと、暫く感傷に浸っていると、いきなり後頭部に強い衝撃を
         受けた。
         「いつまで待たせるの!さっさと火を消しなさい!」
         あまりにもぐずぐずしているロイに、痺れを切らせたソフィアが、実力行使に出る。
         ロイの頭をハリセンで叩いたのだ。そして、その衝撃でローソクの火が消えたのを
         見て、一同は、感嘆の声を上げる。
         「さっ!料理はまだまだありますからね。たくさん食べてくださいね。」
         床に倒れるロイを無視して、その場を仕切るソフィアに、ロイは内心面白くない。
         「大丈夫?ロイ?」
         「パパ?」
         「大丈夫?」
         倒れているロイを心配しているのは、エドと子供達くらいで、残りは料理に
         群がっている。
         「大丈夫だ。パパはお前たちがいるだけで幸せだよ。」
         何とか身体を起こすと、ロイはエドと子供達を抱きしめた。
         ”大総統になったら、1ヶ月の休みを取って家族だけで過ごしてやる!!”
         また一つ、ロイの大総統になる理由が増えた瞬間だった。





        
         

 

 

       



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ロイさん誕生日編です。しかし、ロイさんに隠し子疑惑!?どうなるエド子!!